授乳量と授乳回数
授乳は、1日1~3時間おきに、7~8回が目安です。1日25g以上体重が増えていれば、授乳量は足りています。ママのおっぱいの出がよくなり、赤ちゃんの飲み方も上手になってたくさん飲めるようになるので、授乳の間隔があいてきて授乳時間も短くなってきます。
これにより、少しずつ授乳時間が決まり、授乳のリズムが整ってくる赤ちゃんもいます。 1日あたり体重1kgに対し、150ml~200mlくらいが授乳量の目安になります。しかし個人差もあるため、おっぱいの場合、赤ちゃんが欲しがる時はしっかりあげるようにしましょう。
母乳でなくミルクで育てているママは、泣くたびにミルクをあげていると栄養過多になってしまうので、ミルクをあげてから間隔が空いていないのに泣くときは、別の原因も考えるようにしましょう。
排泄
母乳だけを飲んでいる赤ちゃんの排泄は、水っぽいやわらかい便を1日3回します。 ミルクを飲んでいる赤ちゃんは、歯磨きのペーストほどの硬さの便の排泄を1日2~3回します。
排泄にも個人差がありますが、ミルクだけの赤ちゃんは母乳だけの赤ちゃんより排便の回数は少なくなります。この頃は、回数よりも便の状態をきちんと確認し、赤ちゃんの健康管理をしましょう。 色がいつもと違う便(赤、黒、白色)の時や、便が3日以上出ず苦しそうな時、母乳やミルクの飲みが悪くなってきた時など、いつもと様子が異なることがあったときは、かかりつけ医に診てもらうようにしましょう。
服装
手足を自由に動かし始める生後2ヶ月では、長肌着ではめくれてしまうため、コンビ肌着やロンパースなど足元にスナップボタンがある服装に変えると良いでしょう。
お出かけの時は、前開きのカバーオールなどを着せてあげ、その日の気温によってベストやおくるみなどを使い、体温を調節します。 この頃の洋服のサイズは、50~60くらいが目安です。赤ちゃんのお肌はとてもデリケートなので、吸水性の良い、肌触りの良い素材を選んであげましょう。
睡眠時間
生後2ヶ月は、1日に14~15時間眠るのが目安になります。 昼と夜が区別できるようになってきますので、昼夜逆転しているようなら、そろそろ睡眠リズムを整える時期です。 睡眠リズムを整えるには、昼と夜が区別できるように、赤ちゃんに明暗を感じさせてあげてください。
昼間は自宅の庭やベランダに出たりして外気に触れさせます。夜は部屋の明かりを暗くして静かに寝かしつけるようにします。 このように昼と夜のメリハリをつけることを習慣にすると、成長と共に徐々に体内時計も整ってくるので、昼間起きている時間が長くなり、夜まとめて寝られるようになります。