生後3ヶ月の赤ちゃんの知育遊びって?
生後3ヶ月になると、授乳回数やお世話の回数などが安定し、生活リズムが整ってくる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
日々、著しい赤ちゃんの成長に驚かされることも多いかもしれません。
生後3ヶ月には手足の動きがさらに活発になり、笑ったり泣いたりなどの感情表現も豊かになります。
起きている間はしっかり遊んで、夜はしっかり寝る、というリズムをさらに作っていけると良いですね。
さて、そんな赤ちゃんの成長をさらに促してくれるのが知育遊びです。
「知育」と聞くとお勉強のようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、普段のお世話の延長で、遊びながら楽しく取り組むだけで大丈夫です。
知育遊びを取り入れて赤ちゃんが自ら考える力を引き出し、心身の成長を促してあげましょう。
今回は生後3ヶ月の赤ちゃんに合う知育遊びと、おすすめの知育玩具をご紹介いたします。
生後3ヶ月の赤ちゃんに合う知育遊び
赤ちゃんはママとのふれあいが大好きです。
ママとのふれあいは赤ちゃんの脳の発達を促し、心が安定します。
首がそろそろ据わってくる時期ではありますが、動き回って遊ぶのはまだ難しいですよね。
無理のないよう、まずはふれあいを楽しみながら知育遊びを取り入れましょう。
【手足を優しくタッチ】
この時期の赤ちゃんであれば、ママが赤ちゃんの体を優しく触ったり動かしたりする遊びがおすすめです。
赤ちゃんを仰向けに寝かせて足首を持ち、左右に軽く揺らしたり、両足を軽く伸ばしたり、手のひらやお腹などに優しくタッチしてみましょう。
赤ちゃんが自ら足を伸ばしたり縮めたりと体を動かす姿が見られるかもしれません。
伸び縮みのタイミングに合わせるように、「あんよ、のびのび上手だね」などと声をかけてあげましょう。
赤ちゃんが「これは足なんだ」と認識し、さらに動かすのが楽しくなることでしょう。
【パチパチの音どこから聞こえる?】
赤ちゃんの目の前でパチパチと拍手をして、目の前から今度は少し上下左右にずらしたり、ちょっと離したりしてみましょう。
赤ちゃんはどこから聞こえるかな?と音に興味津々です。
新生児の視力は0.01〜0.02だったのに比べると、生後3ヶ月になると0.04〜0.08まで上がってくると言われています。
それでもまだはっきりと見えるわけではないですが、物を目で追いかける追視が上手になっていることでしょう。
パチパチという音で赤ちゃんの「見たい」という気持ちをもっと引き出し、追視を促してあげましょう。
3ヶ月の赤ちゃんにおすすめの知育玩具
生後3ヶ月になると、対象月齢のおもちゃが増えてくるかもしれません。
たくさんあると、どれを選んだらいいのか迷いますよね。
ぜひ知育玩具を選んで、赤ちゃんの五感を刺激し成長を促しましょう。
【ベルト付きのガラガラ】
生後3ヶ月になると、音のなる方向に顔を向けるようになります。
他にもハンドリガードといって自分の手を目の前に持ってきて、じーっと見つめるという動作が見られるようになるでしょう。
これは、赤ちゃんが自分自身の手の存在に気づき、それを自分の意思で動かせると気付くための発達段階であると言えます。
さて、その発達を促すのに、ベルト付きのガラガラがおすすめです。
赤ちゃんの手足にガラガラをベルトで付けてあげましょう。
自分が手足を動かすことで鳴る、という一連の流れに気づき楽しむことができます。
また、音がなった方向を探して見つめようとすることでしょう。
「どこから聞こえる?」「上手に鳴らしたね!」など、好奇心をさらにかきたてるように話しかけてあげると良いでしょう。
ガラガラは布製のものを使用すると、万が一赤ちゃんにぶつかっても痛くないのでおすすめです。
【布絵本】
赤ちゃん向けの絵本はたくさんありますが、この時期は布絵本がおすすめです。
布絵本は布で作られた知育絵本で、見るだけではなく触って楽しむことができます。
仕掛けがたくさん施されているので、赤ちゃんは興味津々になります。
特に生後3ヶ月になると、なんでも口に入れようとします。
普通の紙絵本だと、赤ちゃんがなめたりするとすぐに劣化してしまうので、選ぶのが少し難しいかもしれません。
その点、布絵本の場合はなめたり口に加えても、洗濯すればあまり気にならないでしょう。
布絵本の仕掛けを触ったり、ページをめくる仕草をしたり、手先を動かすことでも脳を刺激します。
布絵本は軽いので、お出かけ先などで静かに過ごしてもらいたい時などにも役立つかもしれません。
赤ちゃんに持たせっぱなしにするのではなく、一緒に覗いて「これは何かな?」など興味の引く声かけをしてあげるようにしましょう。
布絵本を選ぶ際は、色のはっきりしたものやなめても大丈夫なもの、手入れがしやすそうなものを基準にすると良いでしょう。
まとめ
生後3ヶ月は赤ちゃんの成長を感じることが多い時期かもしれません。
赤ちゃんがこれから、もっと楽しく、そして健やかに育ってくれるよう願わずにはいられないですよね。
知育遊びには、そんな赤ちゃんの発達や成長をさらに促してくれる効果があります。
日中に起きている時間が増えて、赤ちゃんとどんな遊びをしたらいいのかな?という方はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんの成長には個人差がありますので、知育遊びをしても思ったような反応がない場合もあるかもしれません。
その場合は無理のない範囲で動きを取り入れ、親子のふれあいをまずは大切にして過ごしましょう。