生後4ヶ月に発生する赤ちゃんの事故

生後4ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故

生後4ヶ月の赤ちゃんは、うつ伏せで過ごすことにも慣れ、手につかんだものはなんでも口にして、感触を確かめようとします。

指先も発達しているため、思いがけないものにも手を伸ばしていることも。

 

赤ちゃんの成長が喜ばしい反面、事故につながる危険な場面も多く予想されます。

今回は、生後4ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい事故について紹介します。

 

生後4ヶ月の赤ちゃんの誤飲事故

この時期の赤ちゃんは、誤飲事故が多く発生しています。

 

【赤ちゃんが飲み込めるもの】

小さな赤ちゃんの口ですが、トイレットペーパーの芯を通る大きさのものは、飲み込めてしまいます。

 

赤ちゃんの周りには、誤飲に繋がりそうなものは置かないようにしましょう。

ボタン、電池、タバコ、画鋲、クリップなどは、生活の身近なところにあるものですが、飲み込むと危険なものです。

赤ちゃんが窒息するだけでなく、成分や作用が体に影響を及ぼすものもあるため、絶対に手が届く場所に置かないようにしましょう。

 

ゴミ箱を床に設置している家庭では、ゴミ箱を転倒させてぶつかっても危ないですし、ゴミ箱の中には赤ちゃんが誤飲してしまうと危険なものが多く捨てられているため、赤ちゃんの手が届かないところに片づける必要があります。

 

【赤ちゃんのおもちゃの誤飲】

おもちゃは何を与えてもいいという訳ではなく、赤ちゃんの月齢に合ったものを与えるようにしましょう。

細かい部品が誤飲に繋がったり、使い方によっては壊れやすいおもちゃもあり、部品を飲み込んでしまう可能性があるためです。

 

生後4ヶ月の赤ちゃんの転落事故

力強い動きができるようになってきた赤ちゃんですが、この時期は転倒事故にも注意が必要になってきます。

 

【ベビーベッドからの転落】

ベビーベットの柵は、たとえ短時間であっても上げておくようにしましょう。

赤ちゃんが身をよじった時に、転落する可能性があるためです。

 

【ソファからの転落】

赤ちゃんをソファに座らせたりして一緒に過ごすこともあるかもしれませんが、赤ちゃんはまだお座りが安定していません。

大人が必ず支えるようにしないと、バランスを崩して転落してしまいます。

 

赤ちゃんが眠った時にソファに眠らせると、寝返りをして転落する可能性があります。

止む負えず寝かせる場合は目を離さないようにし、赤ちゃんはマットを敷いた床、布団、ベビーベット、バウンサーやハイローチェアで過ごすようにしましょう。

 

【椅子からの転落】

首が据わったら、バンボなどの赤ちゃん用の補助椅子が使えるようになります。

お座りの状態で過ごせるので、赤ちゃんの視界が変わり、楽しめるものです。

 

こちらを使う分には問題ないのですが、補助椅子を大人用の椅子の上に乗せ、転落するという事故が発生しています。

補助椅子を使う時には必ず床で使うようにし、もし高さのある椅子が使いたいのでしたら、ハイローチェアを使ったり、腰がしっかり座ってから食事用のハイチェアを取りいれるようにしてください。

 

【抱っこ紐やおんぶ紐からの転落】

抱っこ紐やおんぶ紐は、ママの家事やお出かけの時に大活躍するアイテムですが、ベルトの長さを適切に調整しないと、転落事故に繋がるので気を付けましょう。

 

生後4ヶ月の赤ちゃんのケガ

生後4ヶ月の赤ちゃんは思わぬことでケガに繋がってしまいます。

 

【頭をぶつける】

寝返りがまだの赤ちゃんですが、おもちゃやベビーベットの柵、家具、床にも頭をぶつけてしまうことがあります。

赤ちゃんが布団から降りて床で過ごすときは、カーペットやプレイマット、ジョイントマットを敷いた場所で過ごすようにし、家具の角部分にはコーナークッションを装着して、万が一ぶつかっても怪我に繋がらないようにしましょう。

 

【ヤケド】

ケトルやポットの配線も、赤ちゃんにとっては興味をひいてしまうもの。

赤ちゃんの弱い力でも引っ張ると簡単に転倒し、ヤケドの事故につながる危険性があります。

お湯を扱う家電は必ずキッチンなど、赤ちゃんが普段過ごすスペースとは別の場所で使用し、赤ちゃんが近づかないような配慮をしましょう。

 

【感電】

家の中には家電があふれています。

コンセントは配線は、家電の後ろに隠す等の対応をし、使っていないコンセント部分にはカバーを装着して、赤ちゃんの感電事故を予防しましょう。

 

【充電器】

携帯電話やゲーム機の充電器の先の部分は赤ちゃんが特に興味を持ちやすく、口に含んで壊してしまったり、感電の恐れもあります。

首に巻き付いても危ないので、使わない時はコンセントから抜くようにし、手が届かないところに片づけましょう。

 

生後4ヶ月の赤ちゃんの水の事故

赤ちゃんの水に関する事故も発生しています。

 

【浮き輪を使用した事故】

お風呂で使える、赤ちゃんの首に装着するタイプの浮き輪ですが、ママが湯船から上がっている時に赤ちゃんを遊ばせておいたりし、目を離した隙に滑り落ちたり首に引っかかって窒息…という事故が発生しています。

危険ですので、使用は控えるようにしましょう。

 

まとめ

ますます成長が楽しみな生後4ヶ月の赤ちゃんですが、身近なところに事故の可能性が潜んでいます。

赤ちゃんの周りの環境はしっかり整え、事故を予防していきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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