生後4ヶ月の赤ちゃんの体重について
生後4ヶ月の赤ちゃんは、首がしっかりとすわる子が多く、お世話やお出かけもしやすくなりますよね。
小児科や支援センターなど、同じくらいの月齢の赤ちゃんと関わるシーンも増えてくるかもしれません。
そんな時に気になるのが、わが子と他の赤ちゃんとの体重や体型の差ではないでしょうか。
生後4ヶ月になると、赤ちゃんの体重がなかなか増えないと悩むママも増えてきます。
そこで今回は、生後4ヶ月の赤ちゃんの体重について解説します。
生後4ヶ月の赤ちゃんの体重と増え方
【生後4ヶ月の赤ちゃんの体重】
生後4ヶ月の赤ちゃんの体重の目安は以下の通り(※1)です。
・男の子 6.67~7.76kg
・女の子 6.21~7.23kg
【生後4ヶ月月の赤ちゃんの体重の増え方】
生後4ヶ月の赤ちゃんは、1日あたり15~20gほど、1ヶ月だと500~600gほど体重が増加します。
これまでは1ヶ月で1kg以上体重が増加していた赤ちゃんも、体重の増加が緩やかになる傾向があります。
一方で、今までのように1ヶ月に1kg以上体重が増える赤ちゃんもいれば、300gほどしか増加しない赤ちゃんもいます。
体重の増え方には個人差があるので、医師から指摘されない限りは過度な心配はしなくても大丈夫ですよ。
【生後4ヶ月】体重が増えない時
【授乳回数を増やしてみる】
生後4ヶ月になると、授乳回数も少し減ってくるのが一般的です。
しかし、体重の増えが気になるようならば、授乳回数を少し増やしてみることをおすすめします。
母乳の場合は、目に見えて赤ちゃんがどのくらいの量を飲んだのか把握しにくいため、もしかしたら母乳量が4ヶ月の赤ちゃんにとって足りていないのかもしれません。
授乳前と授乳後で、赤ちゃんの体重を測ってみるなど少し工夫をしてみるといいかもしれませんよ。
また、生後4ヶ月頃は、遊び飲みが始まる時期でもあります。
ほんの少しだけ飲んで、あとはくわえているだけという赤ちゃんも。
周囲に気を取られてしまわないよう、赤ちゃんが集中して飲める環境づくりもしてみてください。
【ミルクを足してみる】
生後4ヶ月になると、赤ちゃんが母乳を必要とする量も増えてきます。
赤ちゃんの哺乳量に比例して母乳の生産量が増えるママもいれば、そこまでたくさんの母乳を作ることが難しいママもいます。
母乳量に関しては、ママの体質で左右されるケースが多いので、改善が難しいこともあります。
そんな時は、完全母乳にこだわりすぎずにミルクを足してあげるようにしましょう。
「今まで完全母乳だったので、どのようにミルクを足していいのか分からない」というママは、小児科や母乳外来などに相談してみると適切なアドバイスがもらえますよ。
【生後4ヶ月】体重が増えすぎる時
【赤ちゃんに「太りすぎ」の心配は不要】
赤ちゃんの体重の増加スピードが著しいと、ママとしては「太りすぎではないか?」と心配になることもありますよね。
しかし、この時期の赤ちゃんに「太りすぎ」という心配は不要です。
まだ自分で活発に動き回ることのない生後4ヶ月の時期は、赤ちゃんが最もぽっちゃりとした体つきの時期であるとも言えます。
今後、寝返りやはいはいなど、自分で動くようになると自然とシュっとした体型になってくるので安心してくださいね。
「成長曲線」とは?
【成長曲線とは】
「赤ちゃんの体重が少なく(多く)感じても、成長曲線内なら大丈夫」などと医師や周りの先輩ママから言われたことのあるママは多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの成長曲線とは、厚生労働省が全国の乳幼児を対象にした発達調査のデータをもとにその平均値や水位状況をグラフ化したものです。
赤ちゃんの成長曲線は、母子手帳もしくは厚生労働省のホームページ(※2、※3)で確認することができますよ。
成長曲線を見ると、該当する時期の赤ちゃんの身長・体重の平均を確認することができます。
例えば、生後4ヶ月の男の子の赤ちゃんの成長曲線内の体重は、5.67〜8.72kgです。
また、赤ちゃんの体重が成長曲線から外れてしまっても、極端に外れていなければ過度な心配は必要ありません。
曲線に沿って少しずつでも体重が増加していれば、それがその子自身の成長曲線であるといえます。
【成長曲線の活用方法】
成長曲線は、必ず母子手帳に掲載されています。
赤ちゃんの体重を量ったら、母子手帳に印をつけていくようにしましょう。
印と印を線で結んでいくと、その赤ちゃんの成長曲線が出来上がっていきますよ。
成長曲線は、あくまで目安ですので、参考にしながら赤ちゃんの成長を見守っていきましょう。
まとめ
生後4ヶ月健診で、「少し体重が軽め(重め)だね」などと医師から言われて、悩んでしまうママも多いかもしれません。
しかし、赤ちゃんの体重やその増え方には個人差があります。
生活習慣や授乳方法を改めた方が良い場合は、医師から指導があるはずなので、成長曲線から少し外れていたとしてもあまり神経質になりすぎないようにしましょう。