生後4ヶ月の赤ちゃんの夜泣き
生後4ヶ月になると、首がすわり、夜も長く眠ってくれる赤ちゃんが増えてきます。
赤ちゃんによっては、夜中に1度も起きずに、朝を迎えるという子もいます。
そんな赤ちゃんの姿に「ついこの間生まれたばかりなのに・・・」と成長を感じるママもいるかもしれません。
しかしその一方で、生後4ヶ月になると今まで夜泣きをしなかった赤ちゃんが夜泣きをするこもあります。
今回は、そんな生後4ヶ月の赤ちゃんの夜泣きについて、詳しくご紹介します。
【生後4ヶ月】赤ちゃんの夜泣きの原因
【お腹が空いている】
生後4ヶ月になると、首がすわり始めることから視界が広がり、赤ちゃんは周りの世界に興味津々となります。
そのため、授乳の時間もきょろきょろして授乳に集中してくれないことがあります。
これはいわゆる「遊び飲み」と呼ばれています。
赤ちゃんが遊び飲みをすると、集中力が途切れて、満腹になる前にミルクを飲むのをやめてしまうこともあります。
そしてそのまま眠ってしまうため、眠っている途中にお腹が空いて泣き出してしまう赤ちゃんは多くいます。
【赤ちゃんが不快な思いをしている】
赤ちゃんは大人よりも刺激に敏感です。
「こんなことでも?」と思うようなことで、不快な思いをしていることは多々あります。
・おむつが濡れている
・暑い、寒い
・(肌着の縫い目やタグなどが)かゆい
これらは特に赤ちゃんが不快感を覚える理由です。
【生後4ヶ月】赤ちゃんの夜泣きの対処法
【基本的なお世話をする】
まずは抱っこをしてあやす・そしておむつを交換するなど基本的なお世話をしてみましょう。
おむつ替えの際には、おむつ漏れなどのチェックも忘れずに。
おむつ漏れが頻繁に起こるようならば、おむつのサイズアップのタイミングかもしれませんよ。
【赤ちゃんの服装を確認する】
赤ちゃんが暑い・寒い思いをしている可能性があるので、まずは室温の確認をしましょう。
その後、赤ちゃんの服装が適切かどうかを確認してみてください。
生後4ヶ月の赤ちゃんは、暑がりのため大人の服装マイナス1枚が服装の目安となります。
これは、ブランケットなどの掛け物も含めた枚数です。
赤ちゃんの背中に手を入れて、汗をかいているようであれば暑い証拠。
1枚服を脱がしてもよいでしょう。
また、赤ちゃんに室内では靴下は必要ありません。
特に冬場は赤ちゃんが風邪を引かないようにと、服を着せすぎてしまうママが多いです。
着せすぎは赤ちゃんが暑い思いをするだけでなく、SIDS(乳幼児突然死)につながる危険性もあるので注意しましょう。
【授乳に集中してもらう】
赤ちゃんの「遊び飲み」をなるべく防ぐことで、満腹になるまで母乳やミルクを飲んでくれます。
就寝前の授乳は、なるべく薄暗い部屋で、テレビなども消して行いましょう。
それでもキョロキョロとしてすぐに遊び始めてしまう場合は、授乳ケープなどを活用しても良いかもしれませんね。
夜泣きと間違えやすい「寝言泣き」
【寝言泣きとは】
「寝言泣き」とは、その名の通り、赤ちゃんが寝言で泣いていることを言います。
「寝言」なので、本当に泣いているわけではなく、赤ちゃんが寝ぼけている状態です。
人が眠っている際には、眠りの深い「ノンレム睡眠」と眠りの浅い「レム睡眠」を繰り返しています。
寝言泣きは、眠りの浅い「レム睡眠」の際に起こります。
私たち大人でも、レム睡眠の際に寝言を言ったり、少しの物音でも目を覚ましやすくなったりします。
寝言泣きは、大体生後4ヶ月~6ヶ月頃から始まると言われています。
寝言泣きをしたとしても、先述したように「寝ぼけている」状態のため、心配する必要はありません。
【寝言泣きの症状】
寝言泣きは、眠っている赤ちゃんが夜泣きのように突然泣き出します。
夜泣きと異なるのは、寝言泣きはしばらくすると自然と再び入眠するということです。
寝言泣きは夜泣きに比べると泣き声が小さいことが多いようです。
【赤ちゃんが寝言泣きをしたら】
赤ちゃんが泣くと、すぐに抱き寄せてあやそうとするママが多いと思います。
しかし、寝言泣きの場合はすぐに抱き寄せたりお世話をしたりするのはNG。
それにより赤ちゃんが覚醒してしまうこともあります。
赤ちゃんが泣き始めたら、まずは様子を見ることがポイントです。
1~2分経っても泣きやまないようでしたら夜泣きの可能性が高いので、抱っこをしてあやしてあげましょう。
この寝言泣き、実は多くのママが夜泣きと勘違いし、かえって赤ちゃんを起こしてしまっていることもあります。
ママの本能として、赤ちゃんが泣いたらすぐに手を出したくなりますが、そこはぐっと我慢してみてください。
夜泣き対応が少しだけ楽になるかもしれませんよ。
まとめ
今までは比較的よく眠ってくれていた赤ちゃんも、生後4ヶ月頃から突然夜泣きをするようになることもあります。
生後4ヶ月というと、ママも育児の疲れも出てくる頃。
そんな中で夜泣きが始まってしまうと、仕方のないこととはいえ少しげんなりしてしまいますよね。
ママ一人で抱え込まずに、パパや周りの家族の手を借りながら、睡眠時間をしっかりと確保するようにしましょう。