家の中での事故
6ヶ月になると、1人でのおすわりや寝返り、寝返りがえり、早い子はずりばいを始めるなど、動きが活発になってきます。 同時に家の中での事故の危険も増してきます。注意してあげましょう。
【おすわりからの転倒】
1人でおすわりができるようになっても、まだ安定せず、バランスを崩してしまうこともあります。転んで床やテーブルの角で頭を打ったりすることがないよう、近くでパパやママが見守ってあげましょう。
【誤嚥】
好奇心が強くなり、指先も器用になってきます。近くにあるものは触って、口に入れて確かめようとしてしまうこともあります。誤飲の危険のあるものは近くに置かないなどの対策を取りましょう。
感染症
生後5~6ヶ月になると、ママのお腹にいる時にもらった免疫が切れてきます。そのため、この月齢はウイルスや細菌に感染しやすくなってしまう時期でもあります。 初めて発熱をしたり、嘔吐をしたりということがあるかもしれません。いつもと様子が違う場合は、早めに受診しましょう。
【心配な時は早めの受診を】
体調が悪いな、様子がおかしいなと思ったら、赤ちゃんもパパやママも動きやすい日中、病院が開いている時間に受診しておくと安心です。
【夜間や休日の相談窓口もあります】
子ども医療電話相談事業として、厚生労働省が実施している電話相談窓口もあります。(自治体により差がありますが、主に夜間・休日です)
全国共通で、「♯8000」の短縮番号へ電話すると、お住まいの自治体の窓口へつながり、小児科の医師や看護師と話して、様子を見るべきか、すぐに受診するべきかなどの相談をすることができます。
【受診の際にメモが役立ちます】
赤ちゃんの体調がおかしいなと思ったら、症状や取った対策などを日付とともにメモしておきましょう。実際に受診したときに、メモがあると診察がスムーズです。
〈メモしておくと役立つ項目〉
・熱は何度か
・咳・鼻水はあるのか
・嘔吐・下痢の症状、回数、色
・母乳やミルクの飲みはどうか
・おむつが濡れてかえた頻度はどのくらいか
湿疹が出た場合や、いつもと違う色のうんちが出た時などは写真を、けいれんのような仕草があった時は動画を撮っておくと、受診した時に役立ちます。
離乳食でのアレルギー
この時期になると、多くの赤ちゃんが離乳食をはじめ、中には2回食へ進む子もいます。赤ちゃんにとっては、卵や魚、パンなどアレルゲンの食材に挑戦する機会も増えてきますので、アレルギーには注意しましょう。
アレルギーは発疹や嘔吐、下痢など症状は個人差があり、原因となる食材もさまざまです。特に初めての食材に挑戦するときは、以下のような点に注意しましょう。気になる症状が出た場合は、病院を受診して相談しましょう。
【初めての食材は1種類で】
ほかの食材と混ぜてしまうと、何がアレルギーの原因だったかわからなくなってしまうことがあります。初めての食材は1種類だけで少しずつあげてください。
【時間に余裕のあるときに挑戦】
アレルギーの反応が起きても対処できるように、時間に余裕のあるときや、病院へ行ける午前中の離乳食であげるといいでしょう。