生後7ヶ月の赤ちゃんの離乳食には悩みがいっぱい
生後7ヶ月になると、離乳食中期のメニューに進んでいる子もいるでしょうか。
しかし、中にはなかなか初期メニューから進められなかったり、運動機能が発達し、食べている最中に椅子から抜け出そうとするなど、なかなか離乳食を食べさせるのが大変な場合も。
その上、ママにとっては食べる回数も1日1回だったものが1日2回になり、離乳食を作るのが大変になり、生活リズムの立て方に悩む方もいるでしょう。
今回はそんな生後7ヶ月頃の赤ちゃんの離乳食について、よくある悩みをまとめました。
《生後7ヶ月の赤ちゃん》よくある離乳食の悩み
生後7ヶ月頃の赤ちゃんのいる家庭では、離乳食において、どのようなことで悩みやすいでしょうか。
【1.食べない・食べムラがある】
まずは離乳食を食べない、嫌がる、食べムラがある…などの悩み。
初期の頃から食べなかった、急に食べなくなったなどの状況も、食べない理由も赤ちゃんによって様々ですが、この時期によくあるのは次のような理由が考えられます。
・お腹が空いていない
・味に飽きた
・母乳やミルクが好き
・体調が良くない
(参考:赤ちゃんが風邪で発熱時の離乳食は?-赤ちゃん成長ナビ)
単純にお腹が空いていなければ、食べないのは当たり前ですね。
いろんな食材を食べてきたため、その味に飽きた、というのもあるかもしれません。
味覚が発達してきた証拠です。
和食と洋食を交互にあげるなど、味やメニューに飽きない工夫をしてみましょう。
また、目もはっきり見えるようになってきて、見た目で嫌がる食材なども出てくる時期かもしれません。
そんな時は好きなものと混ぜてあげたり、見た目には分からないように細かくしたりするだけで、食べるようになる子もいますよ。
そして、栄養はまだまだ母乳やミルクからがメインの時期です。
食べないことに悩むよりも、食べるものを探しながら、それを少しずつ増やしていけるといいですね。
【2.食べ過ぎる】
離乳食を食べないことに悩んでいるママからしたら羨ましい悩みかもしれませんが、食べ過ぎる場合も悩むことがありますよね。
こんなに食べて大丈夫なんだろうか、肥満になったらどうしようなど、わが子のことになると心配は尽きませんね。
目安の量以上に食べて心配な場合はまず、食べるものを見直してみましょう。
初期のようにごっくんとできるメニューは食べるのが簡単すぎるため、赤ちゃんも知らず知らずに食べ過ぎてしまっているのかもしれません。
生後7ヶ月になると、もぐもぐと舌と上顎で食べ物をつぶしながら食べられるメニューが理想的。
固さ(豆腐くらいの固さ)や大きさ(5~7mm程度)を調節してあげると、ゆっくりと食べられるようになるかもしれません。
大人もよく噛むと、満腹中枢を活性化させられるのと同じように、もぐもぐと食べられるように調節し、適切な量でも満足できるようにしてあげましょう。
【3.進みが遅い】
離乳食の進みが遅い場合も心配になったり、焦ったりと悩みを抱えやすいですね。
しかし、まだ離乳食を始めて、たったの数ヶ月。
この時期は身体の大きさ、運動機能などいろんなところにおいて個人差が大きいので、周りと比べる必要はありませんし、育児書通りに進めなくても大丈夫です。
育児書通りに進められない=進みが遅いというわけではありません。
赤ちゃんの様子に合わせて、メニューを工夫しながら、焦らず進めていきましょう。
【4.スケジュールに悩む】
1日2回食になると、毎日のスケジュールの立て方に悩むこともありますね。
午前中1回、午後1回で、食事の間は4時間程度あけるのが理想です。
そして、できるだけ時間を一定にした方が食事リズムがつきやすいと言われています。
一緒にお風呂やお散歩の時間なども一緒にある程度決め、生活リズムを付けていきましょう。
しかし、日によっては規則的に離乳食の時間が取れないこともあるので、柔軟に対応しながら、過ごせるといいですね。
【5.食事に集中できない】
食事中、椅子から抜け出そうとする、スプーンを持ちたがって食べさせられない…
食事に集中できない状況が増えるのも、活発になるこの時期からが多いようです。
興味の幅も広がるので、いろんなことに挑戦しようとする赤ちゃん。
スプーンを持ちたがるのであれば、数本スプーンを用意し「持ちたいんだね。」と共感しながら渡し、ママが持っているスプーンを欲しがるようであれば「じゃあ交換しようか。」などと、会話も楽しむといいでしょう。
食べるのを嫌がって、遊びたがるようであれば、きっぱり離乳食は切り上げるのも1つの方法。
後でお腹が空いているようであれば、母乳やミルクで調整してあげましょう。
まとめ
生後7ヶ月頃は食事の時間に椅子から抜け出そうとする、スプーンなどで遊ぶ、見た目で嫌がるものが増えるなど、悩みは増えるかもしれません。
しかし、それは成長の証でもあります。
上手くいかないことがあれば、それだけで悩んでしまいがちですが、赤ちゃんができるようになったことにも目を向け、喜びも感じながら過ごしてみてくださいね。