生後8ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故
はいはいやつかまり立ちをする赤ちゃんも出始め、赤ちゃんの成長が喜ばしい反面、身近な事故には十分に気を付けていかなければなりません。
今回は、生後8ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい事故について紹介します。
生後8ヶ月の赤ちゃんのケガの事故
活動範囲が広がり、つかまり立ちをしていろんなところに手を伸ばそうとする赤ちゃん。
家の中を中心に、ケガを伴う事故が発生しやすくなります。
【ヤケド】
この時期に発生しやすいのがヤケドです。
赤ちゃんは興味があるものにはなんでも手を伸ばしますので、ケトルやポットを倒してしまい、ヤケドに繋がる事故が発生します。
赤ちゃんの手が届かないところに保管していたとしても、コードを引っ張ることでお湯をかぶってしまう危険性があります。
お湯を使う家電は赤ちゃんが生活するスペースでは使わないことはもちろんですが、ケトルに関しては使わないときはお湯を捨てておきましょう。
ママが飲んでいるお茶やコーヒー、汁物や熱くなった食器に手を伸ばしてヤケドに繋がることもあるため、注意しましょう。
【転倒】
つかまり立ちが始まると、赤ちゃんが転倒してケガをしそうになることが、よくあります。
赤ちゃんは頭が重いので、転倒すると頭を打ったり顔や目をケガしてしまうこともあります。
ママは気を付けて見守ってあげるとともに、万が一転倒してもケガに繋がらないよう、家具の角にはガードを付けたり、床にはクッションになるようなカーペットやジョイントマットを敷くなどの対策をしましょう。
【指を挟める】
ドアや引き出しなど、赤ちゃんが手を挟めてしまうことがあります。
引き出しは赤ちゃんが開けられないよう、ストッパーを付けておきましょう。
赤ちゃんは後追いも始まっていますので、ママの後を追いかけてドアに指を挟めないよう、赤ちゃんの動きには注意して見てあげてください。
【感電】
コンセントは赤ちゃんの目線にあり、穴が開いていてとても興味をそそるものです。
しかし、感電の恐れがあるため、使っていない場所にはコンセントカバーを装着しましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんの誤飲・窒息事故
なんでも口にしてしまう赤ちゃんです。誤飲や窒息事故が多く発生しますので、赤ちゃんが過ごす環境には十分に配慮して過ごしたいものです。
【赤ちゃんが誤飲するもの】
赤ちゃんは、トイレットペーパーの芯を通るものは飲み込んでしまう可能性があります。
床に落ちているものはもちろん、つかまり立ちをして引き出しを開け、その中から興味があるものを口に運んでしまったり、ゴミ箱を転倒させて誤飲してしまう事故も発生します。
たとえ大きなものでも、小さな部品を使っていたりプラスチック製など割れやすいものは、赤ちゃんがカミカミしているうちに割れてしまって、誤飲する可能性もあります。
まず、床やテーブルの上など、赤ちゃんが見える場所に誤飲の可能性があるものは、置かないようにしましょう。
タバコ、薬剤、電池、磁石、クリップや画鋲は、赤ちゃんが過ごすスペースでは扱わないこと、管理をしっかり行うように気を付けてください。
赤ちゃんがつかまり立ちで届く範囲の棚には必ずストッパーを付け、誤飲の可能性があるものは高い位置に保管しましょう。
【赤ちゃんが舐めてしまうもの】
灯油、洗剤、シャンプーなども、赤ちゃんの手が届かないところで管理しましょう。
床にこぼすと誤って舐めてしまうことがあるため、赤ちゃんを安全なところに移動させてから、速やかにふき取ってください。
【赤ちゃんの窒息】
寝返りができるようになったものの、布団が顔にかぶったり、ふかふかの布団の上ではうまく寝返りができないこともあります。
赤ちゃんのうつぶせ寝は危険なので、仰向けで寝かせるようにし、顔回りにはタオルを使わないようにしましょう。
布団は、大人のものと分けて使用しましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんの転落事故
赤ちゃんのお世話は高いところで行うこともありますが、はいはいやつかまり立ちができる赤ちゃんは、十分な注意が必要です。
【高いところからの転落に注意】
おむつ交換台やベビーベットなど、高いところにいても赤ちゃんはお構いなしで動き回ります。
特におむつ交換時は嫌がったりし、身をよじって逃げ出そうとするため、必ずベルトを締めて使用してください。
ベビーベットはたとえ短時間でも柵を上げ、転落防止に努めましょう。
【椅子からの転落】
赤ちゃんはつかまり立ちができるようになると、椅子に立ち上がったりテーブルに上ろうとすることもあります。
食事用のハイチェアは、必ずベルトを締めて使ってください。
テーブルに固定して使うタイプは、ネジをしっかり締め、ぐらつきがないか確認を。
高いところにいる時は、絶対に目を離さないよう気を付けましょう。
まとめ
思わぬところで発生する赤ちゃんの事故。
未然に防ぐためにも、赤ちゃんの目線に立って家の中をも渡してみると、危険な場所を見つけやすいです。
赤ちゃんが興味を惹きそうなものや重大な事故につながる場所は特に気を付けて、事故を予防していきましょう。