生後9ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故
はいはい、つかまり立ちができるようになり、赤ちゃんの身の周りには気を付けなければいけないことがたくさん増えてくる生後9ヶ月の赤ちゃん。
この機会に、お家の中に危険はないか見直しておきましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい事故について紹介します。
生後9ヶ月の赤ちゃんのケガの事故
活動範囲が広がった赤ちゃんは、ケガを伴う事故が発生することが多くなっています。
【転倒】
つかまり立ちができるようになっても、たっちはまだ不安定な状態です。
手や足が滑り、転倒した時に頭や顔をぶつけてケガに繋がってしまうことがあります。
ぶつけると危ない家具の角にはガードをつけ、床にはクッションになるようなカーペットやジョイントマットを敷くなどの対策をしておきましょう。
赤ちゃんの足が滑りにくくなるように、家では裸足で過ごすか、滑り止めのついた靴下を履かせてあげるといいでしょう。
【落下物】
家具につかまり立ちをすると、その振動で家具が倒れてきたり、収納していたものが落ちてくることも。
赤ちゃんの頭に当たると危険なので、家具はしっかり固定されているか、収納は落ちてこないよう引き出しに入れたり、滑り止めを敷くなどの対応をしましょう。
花瓶、写真立てなどは倒れやすいので、赤ちゃんが成長するまでは片づけておいた方がいいでしょう。
【指を挟める】
ドアや引き出しに興味を持ち、指を挟んでしまうことがあります。
引き出しは開けられないようストッパーを装着し、ドアの開け閉めは赤ちゃんが近くにいないか気を付けて行いましょう。
【転落】
赤ちゃんは活発に動き回ろうとしますので、おむつ交換台やベビーベッド、食事用のハイチェアなど、高いところからの落下には十分気を付けましょう。
付属のベルトや柵を活用するとともに、赤ちゃんから目を離さないことを徹底してください。
【ヤケド】
ポットやケトルの配線を引っ張ってお湯をかぶったり、ストーブに手を入れてヤケドをしてしまうことがあります。
赤ちゃんがいるスペースではお湯を扱う家具は使わないこと、ストーブは必ず柵を装着して使いましょう。
大人が飲んでいるお茶や食卓の汁物に手をかけ、ヤケドをすることも。
直接手が届かなくても、テーブルクロスを引っ張って熱いものを被ってしまうこともあるため、赤ちゃんの手が届くところには置かないよう気を付けましょう。
【刃物】
ハサミやカッターは赤ちゃんの手が届かないところに保管していると思いますが、うっかり置き忘れたり、引き出しの中にしまっておくだけだと、赤ちゃんが自分で引き出しを開けてしまうこともあり、手にしてしまい危険です。
使ったら必ず片づけることを徹底し、刃物を収納する場所は、赤ちゃんが絶対に手が届かない高さにするか、開けられないようストッパーを付けるなどの対策をしておきましょう。
キッチンの包丁はシンク下の引き出しに収納している家庭もありますが、赤ちゃんが開けてしまう可能性があります。
キッチンには近寄れないよう柵を装着するなどの対応を、難しい場合はシンク下をはじめとした引き出しは、開けられないようにストッパーを装着しましょう。
【感電】
コンセント部分の穴に手を入れたり、携帯電話の充電器を舐めることで感電する事故が発生します。
コンセントにはカバーをし、充電器は使わない時には片づけておきましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんの誤飲・窒息事故
赤ちゃんの成長に伴って、誤飲や窒息事故も発生しています。
【誤飲の予防】
赤ちゃんの手が届く範囲の床や、つかまり立ちが可能なテーブルや棚には、月齢に合ったおもちゃ以外の物は必要がない時に置かないようにしましょう。
なんでも手にして口にしてしまう赤ちゃんです。飲み込んだものによっては、中毒など体に影響を及ぼすものもあります。
トイレットペーパーの芯を通るものは飲み込めてしまうので、気を付けましょう。
引き出しや戸棚はどんどん開けていきます。
誤飲ができないものでも、かみ砕いて部品を飲み込んでしまうこともあるため、引き出しや戸棚はストッパーを装着して開けられないようにしてください。
灯油や洗剤などの液体も赤ちゃんは舐めてしまうため、手が届かないところに置くのはもちろん、こぼさないよう気を付けましょう。
【窒息の予防】
赤ちゃんに多い窒息事故は、誤飲によるものと、布団によるものもあります。
ふかふかと柔らかい布団や枕は、寝返りをした時に顔を覆う恐れ、息ができなくなる可能性があるため、赤ちゃんには固めの布団を使うようにします。
大人と同じ布団に眠っていると、顔に布団が被っても取り除けなかったり、大人の寝返りにより圧迫される危険性があるため、布団は分けて眠りましょう。
まとめ
赤ちゃんの事故に繋がりそうな危険箇所は、赤ちゃんと同じ目線に立つことで、意外な場所にも気が付くことがあります。
環境を整えてあげるとともに、赤ちゃんが遊んでいる時は目を離さずに見守りましょう。
ママのトイレなどでやむ負えず離れる時のために、ハイローチェアやバウンサー、ベビーサークルなど、赤ちゃんが楽しく安全に過ごせる場所を準備しておけるといいですね。