手続き簡単!出産一時金制度を知ろう

出産ってお金がかかる

赤ちゃんができた時、嬉しい反面お金の心配がよぎる人も多いでしょう。

令和元年度のデータでは、出産費用の平均は52万円程度です。(※)

高額で心配になりますが大丈夫。出産一時金制度を活用すれば、窓口負担額を大幅に減らせます。今回は、そんな気になる出産一時金制度の手続き方法などを詳しく解説していきます。

 

※厚生労働省HP「第136回社会保障審議会医療保険部会 出産一時金について」参照

 

出産一時金は自己負担を減らしてくれる

出産一時金とは高額になりやすい分娩費用に充てられる補助金で、2022年現在は赤ちゃん1人につき42万円の支給があります。支給額と実際の費用の差額分のみが自己負担です。妊娠出産に伴う出費を抑えてくれるので、お金のことが不安な妊婦さんの強い味方ですよね。

妊娠期間中の健診にも補助がでる地域がありますから、うまくいけば、妊娠から出産に伴う負担額が20万円以下におさえることもできるでしょう。

 

【出産一時金をもらえる条件】

出産一時金は健康保険に加入している女性、つまり保険証を持っている女性全てが対象です。国保、社保、扶養でも問題ありません。

他には、妊娠4ヶ月以上(85日以上)の妊娠期間を経た出産であることも条件です。

 

出産一時金の手続きは3STEPで完了

出産一時金制度には直接支払制度と受取代理制度、事後申請制度の3つがあります。

出産一時金制度の利用のためには、

 

・直接支払制度の場合:直接支払制度の利用に合意する文書

・受取代理制度の場合:受取代理申請書

・事後申請制度の場合:申請書、医療機関との合意書

 

がそれぞれ必要です。

その他にも申請制度によっては

 

・保険証

・母子手帳

・振込先口座(差額振込のため)

・世帯主印鑑

・出産に伴う明細書

・出産証明書

 

が必要な場合もあるので用意しておくといいでしょう。

 

【直接支払制度の場合…】

1番手間が少ない支払い方法が直接支払制度です。面倒な手続きややり取りも、医療機関と健康組合が直接やってくれます。

 

・1ステップ:妊娠中

健診で保険証を医療機関に提示します。

 

・2ステップ:妊娠中

出産一時金直接支払制度を導入している医療機関であれば、直接支払制度の利用に合意する文書へのサインを求められます。指定された期日までに署名して医療機関へ提出します。差額請求する際に書類のコピーが必要になるので、失くさないように注意!

 

・3ステップ:退院時

退院時に直接支払いが完了し、差額超過がある場合は窓口支払い、返金対応がある場合は差額請求が必要です。

返金請求には、同意書のコピー、領収書や明細書のコピー、出産証明、国保であればさらに保険証と振込口座、印鑑を用意します。差額振込申請後は、振込までに2ヶ月程度かかることが多いようです。

 

 

【受取代理制度の場合…】

直接支払制度のない小規模な医療機関などの場合でも、窓口自己負担を減らせるのが受取代理制度です。出産予定日まで2ヶ月を切ったら申請することができます。

 

・1ステップ:妊娠中(8ヶ月以降)

出産一時金申請書受取代理制度用を記入後、分娩予定の医療機関にも記入してもらいます。申請書に差額振込口座の記載をするので、差額申請の必要はありません。

 

・2ステップ:妊娠中

書類完成後、健康保険組合または各市町村に提出します。その後のやり取りは医療機関と健康保険組合や各市町村で行うので何もすることはありません。

 

・3ステップ:退院時

退院時には直接支払制度同様に支払いは完了し、差額超過分は窓口自己負担となります。

 

 

【事後申請制度の場合…】

最後に事後申請制度は、退院時に一旦全額自己負担して後から申請する方法です。この場合のメリットは、クレジットカードが使える医療機関であればポイントが大きくつくところです。

ただ、一時的ではありますが大金が必要になるので経済的な負担と、自分で書類を集めておく面倒さが他の制度より少し目立ちます。

 

・1ステップ:妊娠時

基本的に医療機関側でも出産一時金は、直接支払制度がメインです。事後申請制度を使う場合は医療機関からの支払い制度利用書類に、直接支払制度及び受取代理制度を使わない旨のチェックをします。書類は後ほど申請に使うので取っておきましょう。

 

・2ステップ:退院時

医療機関窓口で、出産費用を全額自己負担します。退院時に医療機関からもらう明細書や領収書、出産証明書は申請に必要なので忘れず取っておきましょう。

 

・3ステップ:産後(出産翌日から2年以内)

出産時の明細書や領収書、出産証明書、支払制度の同意書、出産一時金申請書を記入して健康保険組合、または各市町村に提出します。申請後2週間〜2ヶ月で指定の口座に振り込まれます。

 

出産一時金の注意ポイント

同意書提出時や分娩予約時に、前金を支払う場合があります。金額はマチマチですが、一時的にまとまったお金が必要になるかもしれません。予約金や前払い金など、ご自身の産院の支払い方法について調べておくといいでしょう。

 

出産一時金は妊娠時に確認しておこう

出産入院時はお金のことにまで気を回す余裕はありません。出産一時金も、直接支払制度や受取代理制度は妊娠中にステップを踏んでおくことで、入院時や退院時に煩わしい思いをしなくて済みます。安心して出産を迎えられるよう、しっかり準備しておきましょう。

この記事を書いたライター

小西ちさと
小西ちさと

2歳、小5、小6の三児の母で、正しい体の使い方のインストラクターをしています。 小さな命と向き合うママは不安や心配がたくさんですよね。少しでもママの不安や疲れに寄り添い、解消できるような記事を目指しています。

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