子育てファミリーサポートを活用しよう

ファミリーサポートサービスとは?

子育てはパパ、ママが主体となって頑張っているかと思いますが、「誰かに手伝ってもらえたら助かる」と思う瞬間はありますよね。そんな時に頼れる制度が、ファミリーサポートというサービスです。
厚生労働省の支援事業の一環で、自治体が主体となって提供しています。

子育てを手伝いたいという方が会員となり、子育てにおいてサポートを必要としている家庭を支援する取り組みです。

 

【ファミリーサポートを受けられる人】
自治体に住んでいる、もしくは2人目以降の里帰りなどで自治体に一時的に住んでいる、乳幼児や小学生の子どもの保護者が対象となります。

 

【ファミリーサポートの会員】
支援を提供したいと思っている方なら、特別な資格はなくても会員になることができます。
多くは子育てが一段落した主婦や子どもが好きな人、子どもに携わる仕事をしてきた人などが会員となっています。

 

なお、依頼者が安心して支援を受けられるよう、ファミリーサポートの会員は研修会に参加してからサービスを提供している場合が多いようです。

 

【料金について】
ファミリーサポートを受ける場合、料金が発生します。 具体的な金額は自治体によって異なりますが、目安としては1時間あたり500~1,000円ほどとなっています。

 

ファミリーサポートが提供する子育て支援

ファミリーサポートサービスでは、以下のような時に利用ができます。 ・仕事の都合がつかないので、保育園や幼稚園などの送迎を手伝ってほしい。

 

・降園後や学童保育後、仕事が終わるまで子どもを預かってほしい。
・夏休みなど長期休みの時に、子どもを見てもらいたい。
・ママが通院や用事、リフレッシュなどの目的で、子どもを預かってほしい。
・子どもがいると大変なので、買い物の間預かってほしい。
・冠婚葬祭、就職活動、兄弟の園
・学校行事など子どもを連れていけない時に預かってほしい。
・子どもが病気の回復傾向にある時、仕事中に預かってほしい。
・その他育児に関する相談に乗ってもらいたい。

 

なお、預かりはサポートを受ける側の自宅、もしくはサポートする側の自宅で行うことが多いようです。

 

ファミリーサポートを受けたい

ファミリーサポートサービスは各自治体で提供しているため、まずはお住まいの地域の情報を確認してみましょう。 利用できるまでの流れや料金も自治体で異なるため、詳細はしっかり確認する必要がありますが、おおまかな流れは以下のようになっています。

 

【自治体で申し込み】
市役所で対応している課があるので、まずはそちらに行って申込用紙をもらいましょう。
この時、提出だけで利用できる自治体もあれば、説明会への参加や入会金が必要になる場合もあります。

 

また、本人や子どもの写真、身分証明書、印鑑などが必要になる場合もあります。
市役所でリーフレットで説明を簡単に受けたり、面談や説明会に参加する必要がある場合もあります。

 

【支援員とマッチング】
希望の日時が決まっていれば、依頼を受けたファミリーサポートのアドバイザーが、支援員とのマッチングを行います。

 

【打ち合わせ】
支援員との打ち合わせを行います。 子どもの年齢や性別、アレルギーや病気の有無、好きなこと、クセなどを伝えておきましょう。

 

ファミリーサポートと他サービスの違い

ファミリーサポートは保護者の代わりに送迎の手助けをしてくれたり、子どもを預かる・見ていてくれるサービスですが、似たようなサービスには以下のようなものもあります。

 

【一時保育】
保育園で行っているサービス。未就園児を保育園で預かってくれます。
資格を持っている保育士さんが見てくれるので頼もしいです。 自宅にサポート会員が来るのが嫌な場合や、いずれ保育園への入園を考えている方には、一時保育の方がいいというケースも。
保育園の子どもと触れ合える機会になるというメリットもあります。

ただし、一時保育は子どもが慣れない環境で過ごすことや、園によっては回数が限られている、順番が回ってくるまで時間がかかるといったこともあります。 また、すでに入園しているお子さんは利用できません。

 

【ベビーシッター】
|自治体が提供しているファミリーサポートとは異なり、会社が運営しているのが特徴。
そのため、細やかなサービスが期待できます。 子どもの預かりも長時間に対応していたり、習い事などの送迎や家事の代行にも対応してくれる場合も。

 

ただし、料金はファミリーサポートよりも高くなる場合がほとんどです。
ファミリーサポートだと利用できる時間や内容にも限りがあるので、より忙しいならばベビーシッターも検討してみましょう。

 

子育て支援の制度を活用しよう

ファミリーサポートの会員は、子育て支援をしたいと考えている方が多いので、安心して受けられるサービスだと言えるでしょう。忙しいパパやママに変わって、子育てを助けてくれることだと思います。

 

また、どうしても欠かせない用事ができてしまった時、ファミリーサポートは心強い存在となります。
お住まいの自治体でサービスを提供していないか、一時保育やベビーシッターなどのサービスと比較しながら検討してみてください。
上手に取り入れて、大変な育児を乗り切りましょう。

 

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

この記事もおすすめ

int(869)

子育てタクシーってどんなサービス?

子育てタクシーってどんなサービス?

子育てタクシーはどんなサービス? 子どもやパパママ、妊婦さんのための「子育てタ...

子育て支援センターの活動内容と利用法

子育て支援センターとは? 子育て中のママなら、1度は耳にしたことのある「子育て...

子育て支援が手厚い自治体に住むメリット

子育て世帯への支援は自治体によって様々 赤ちゃんを生んで、これから育てていくに...

男性も育休取得をするメリットは

男性も育休を取得するメリットは?

男性の育休取得の現状 近年、核家族化が進み、ママだけで育児をする「ワンオペ育児...

自宅で受けられる訪問型子育て支援とは?

自宅での子育てが「孤育て」に…! 昔は祖父母世代と同居している家族も多く、地域...

「児童手当」ってどんな制度?

児童手当って何? 子育てをしていく上で、国や自治体から受け取れるお金や支援があ...

子育てを応援してくれる便利なサービス

子育てを応援してくれる嬉しいサービス 子育てを頑張るママやパパ。毎日の育児は大...

NICUにかかる入院費用とは

NICUにかかる入院費用とは?

NICUとは? NICUとは新生児特定集中治療室のことを言います。 主に以下...

つわり時期から仕事で使える制度とは?

つわりが酷くても仕事は続けられる? 女性の社会進出が当たり前となった今、妊娠、...

出産で医療保険が適用される場合とは

出産で医療保険が適用される場合とは?

出産では医療保険が使えない! 出産する時に必要なお金が、想像以上に高くて驚いて...

妊娠の不安や心配の相談窓口は?

ひとりで悩まないで!妊娠の相談先は? 妊娠出産とは、新しい命をさずかり育ててい...

パパママカードは子育て世帯の強い味方!

パパママカードは子育て世帯の強い味方! パパママカードと呼ばれる子育て支援パス...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php