里帰り出産と産婦人科

里帰り出産の準備

妊娠中はやることも多く、忙しくて時間があっという間に過ぎていってしまいます。ですから、やらなければならないことは、抜け漏れがないように気をつけたいものです。

 

安心して里帰り出産に臨めるように、リストを見ながらご自身の里帰りプランについて考えてみてください。 (リストの1と2は同時進行でも問題ありません。)

 

1. 里帰り出産の意向を伝える
2. 帰省先の産婦人科を探す
3. 分娩予約をする
4. 通院中の病院に紹介状を依頼
5. 里帰り直前に健診
6. 里帰りして出産

 

【1. 里帰り出産の意向を伝える】
現在健診で通っている産婦人科に、里帰り出産をする意向を伝えます。
できれば、妊娠3~4ヶ月頃までに伝えた方がよいでしょう。

 

【2. 帰省先の産婦人科を探す】
予定日が近づいてから慌てて探すことがないように、事前の下調べをしておきましょう。
病院は方針が変わったり、里帰り出産を受け入れなくなる場合もあるので、自分の母親が出産した時代の情報を当てにせず、新しい情報を確認して探すようにします。

 

インターネットを活用するのもよい方法ですが、母親・親戚・友人など、帰省先の近隣で実際に出産した先輩ママたちから、生の声が聞けるとより参考になるでしょう。
予約を入れる前に出産方法などについて、医師の方針と自分の希望が一致するか、きちんと確かめておきます。

 

妊娠初期の段階で予約が必要だったり、分娩予約前に1度受診が必要な病院もあります。
予約金として出産費用の一部を先に支払わなければならない病院もあるため、電話で確認しておくと安心です。

 

【3. 分娩予約をする】
出産を任せてよい病院だと信頼できたら、予定日を伝えて分娩予約をしましょう。

 

【4. 通院中の病院に紹介状を依頼】
分娩予定の病院に初めて行くときは、今まで診てもらっていた病院の紹介状が必要になります。
それまでの健診の内容や検査結果などをまとめるため時間がかかる場合があるため、里帰りする直前よりも少し早めに依頼しておくとよいでしょう。

 

【5. 里帰り直前に健診】
里帰りする直前に通院中の病院に行って診察してもらい、里帰りの許可をもらいましょう。
母体の状況をしっかり診てもらって、安心して帰省するためです。

 

【6. 里帰りして出産】
里帰りは早く生まれることも視野に入れ、妊娠32~35週頃にするのが一般的ですが、最優先すべきなのはママと赤ちゃんのことです。まずは健診を受けている病院の医師に相談して、体調を考えてから、里帰りのタイミングを決めましょう。

 

里帰り出産に必要なもの

里帰り出産のときに、必ず必要なものと、持って行くとよいものがあります。
持って行くとよいものは、里帰り先で手に入りにくいものです。

 

【必ず持っていくもの】
母子手帳 病院の紹介状 健康保険証 印鑑

 

【持って行くとよいもの】
マタニティ服+産後用ウエスト大きめの普通サイズの服 マタニティアンダーウエアやパジャマ 化粧品など身の回りのもの…など すでに購入した赤ちゃんのものは持って行ってもよいですが、帰省先で調達しやすいものは持って行かずに、帰省先で購入したり、ネットショッピングなどを活用すると荷物を軽くできますよ。

身重の体を労わって荷物を減らしましょう。

 

里帰り出産ができない場合の準備

母体の状況によっては里帰り出産が難しい場合もあります。
下記のようなリスク要因があると中止になることが多いようです。

 

【中止になりやすい要因】
・前置胎盤
・合併症
・切迫早産
・双子
・妊娠中毒症

 

里帰り出産できないと分かった時は、まず出産するときや産後しばらくの間、パパが仕事を休めるか、実家の母親や近くの親戚がサポートできるか確認して、手伝いを依頼します。

 

産後すぐには外出できないので、ネットスーパーなどを利用する準備や、家事・育児を助けてくれる自治体の産後ケアサービスの利用が可能か確認します。自治体にない場合は、民間企業の産後ヘルパーを雇う方法もあります。

 

準備を整えたのに、里帰り出産が中止になったら非常に残念ですが、ママと赤ちゃんに負担がかからないようにすることが大事です。

 

赤ちゃんを無事に出産するために、診察した医師の判断が何より大切になりますので、素直に従いましょう。

 

 

この記事を書いたライター

赤ちゃん成長ナビ
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