シンク型のベビーバスって?
赤ちゃんの沐浴に使うベビーバスの中にも、たくさんの種類がありますよね。
中でもシンク型のベビーバス、つまりキッチンなどのシンクにおけるベビーバスは、ママの体に負担をかけず赤ちゃんを洗ってあげられると人気があります。
どうしても、しゃがんで洗ってあげるタイプのものや、腰を屈ませて洗うタイプは負担がかかりやすいと言われています。
今回は人気のシンク型のベビーバスについて、どのようなメリット・デメリットがあるのか、先輩ママの感想なども交えて紹介します。
シンク型ベビーバスのメリット
ベビーバスをシンクに置くメリットには、次のようなものがあります。
【楽な姿勢で沐浴させられる】
まず一番のメリットは先述もしましたが、楽な姿勢で沐浴ができる点です。
腰を屈めたり、しゃがんだりした姿勢だと、どうしても体に負担がかかりやすいですが、シンクにベビーバスを設置すれば、普段食器の洗い物をしているような姿勢で赤ちゃんを洗ってあげられます。
沐浴中は片手で赤ちゃんを支え、片手で赤ちゃんを洗ってあげます。
ママ1人で沐浴する場合は特に大変なので、できるだけ楽な姿勢でいることは重要だと考える先輩ママも多いようです。
家庭のシンクの高さや、ママの身長にもよりますが、沐浴している赤ちゃんとママの顔の距離も近いので、赤ちゃんと目を合わせたり、話しかけながらの沐浴がしやすいでしょう。
【すぐにお湯を準備できる】
ベビーバスをキッチンや洗面台などのシンクに設置すれば、お湯溜めも簡単。
冬場などはすぐにお湯が冷めやすいですが、沐浴中、適温のお湯をさっと足してあげることも簡単です。
また、沐浴が終わった後の片づけも簡単なところも先輩ママに人気があるメリットです。
そのままシンクへお湯を流し、さっと拭いて乾かせば、また翌日すぐに使えます。
沐浴後は授乳をすることが多いので、片付けに手間がかからないのも嬉しいメリットですね。
【いつも過ごしているキッチンでの沐浴であれば部屋の温度も適温】
冬場など寒い時期に、お風呂場や洗面所で沐浴することになると、沐浴後の赤ちゃんの冷えが心配です。
そのため、事前に沐浴する場所を温めるという作業が必要になることがあります。
しかし、その点、LDKなど、いつも過ごしている部屋の中にあるキッチンのシンクにベビーバスを設置すれば、部屋の中も適温。
服を脱がせても、温かいまま沐浴してあげられますね。
着替えも楽にできるでしょう。
シンク型ベビーバスのデメリット
メリットも多いベビーバスですが、反対にデメリットもあります。
【シンクに収まるサイズのベビーバスを探す必要がある】
ベビーバスは種類が多く、サイズも様々です。
それと同じく、家庭のシンクの大きさも様々。
シンクに入りきらないと、結局テーブルの上や床にベビーバスを置いての沐浴になるので、シンク型のベビーバスのメリットの1つが生かせませんね。
そのため、家庭のシンクに合ったサイズのベビーバスを探す必要があります。
シンクが小さく、シンクに収まるサイズのものがないため、諦めるママもいるようです。
【物が多いキッチンだと危ない】
キッチンには食器、調理器具、調理家電など、物が多い場所ですよね。
そのため、キッチンのシンクで沐浴をする際には、それらを一旦片付けてしまわないと、赤ちゃんやママの手が触れた場合に割れたり落としたりと危ないです。
また、思いがけず手が触れた時に熱いお湯が出ないよう、給湯の設定温度を低めに設定する必要があります。
脱衣所などの洗面台を使う場合も、ハンドソープやドライヤー、歯ブラシコップや洗剤など、いろいろと片付けないといけない場合もあります。
それらを沐浴のたびに片づけるのが面倒だと思うママもいるようです。
【高さがある分、落下に注意】
また、シンクは高さがあるので、赤ちゃんを抱っこして、ベビーバスから出した際の落下に要注意です。
沐浴後はママの手も赤ちゃんの体も濡れていて滑りやすいですし、ママは服を着ているため濡れた赤ちゃんをしっかり体で支えずに抱っこする方も多いでしょう。
思わぬ落下事故が起こらないよう、細心の注意を払って、ベビーバスから着替えの場所まで移動させてあげる必要があります。
キッチンや洗面台が広い場合は、シンクの横の作業台の上にタオルや着替えを用意し、沐浴後はシンクから横に移動するだけだと、落下の心配がなくなるでしょう。
まとめ
ベビーバスは沐浴期間(退院後~生後1ヶ月頃まで)だけ使うものなので、使用期間が短いですよね。
だからこそ、レンタルするにしろ、購入するにしろ、どのようなものを選べばいいか悩むと思います。
その中でも楽な姿勢で沐浴させてあげられる、シンク型のベビーバスは人気です。
産後のママの体の姿勢としても優しく、また取り扱いやすいのがメリットですが、反対にサイズの問題やシンク周りの状況を考慮しなければいけないというデメリットもあります。
そのため、どのようなベビーバスが家庭の部屋の事情や都合に合うのか、総合的に判断しながらベビーバスを選んでみてください。