赤ちゃんのへその緒の胎内での働き

赤ちゃんのへその緒はいつ作られる?

赤ちゃんとママをつなぐ大切な「へその緒」は、いつから作られるもので、具体的にどのような働きをするのでしょうか。

まずはへその緒がいつどのように作られるのかみていきましょう。

【へその緒はどこにつながっている?】

「へその緒」という名前なので、赤ちゃんのへそとママのへそがつながっていると思う方もいるようです。

赤ちゃんのへそにつながっていることには間違いないのですが、ママ側はへそではなく胎盤につながっています。

 

【へその緒はいつできる?】

そもそも胎盤はママのお腹の中にもともとあるものではなく、妊娠した時に作られる新しい臓器です。

その胎盤と赤ちゃんをつなぐものがへその緒ですが、母体から伸びて赤ちゃんにつながるというものではありません。

 

受精卵が着床したころに、へその緒は胎盤と共に子宮内に作られ始めます。

妊娠4ヶ月後半頃に胎盤がほぼ完成されると言われ、この胎盤がきちんと形成されると「安定期」に入るそうです。

 

赤ちゃんのへその緒の働き

へその緒が赤ちゃんとママをつなぐ大切なもの、という認識はあっても、具体的にどのような働きがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか。

今度はへその緒の働きについてみていきましょう。

 

【へその緒の血管は3本ある】

へその緒は太い1本ではなく、血管3本からできています。

それぞれ太さが1~1.5cm、全長50cmくらいと言われています。

血管3本のうち2本は臍帯動脈、1本は臍帯静脈が通っています。

この3本が螺旋状に絡み合ってできています。

 

<臍帯動脈の働き>

胎児から胎盤に向かうのが2本の臍帯動脈で、胎児の排泄物や二酸化炭素を運ぶ働きがあります。

 

<臍帯静脈の働き>

胎盤から胎児に向かうのが1本の臍帯静脈で、胎盤で酸素と栄養を受け取った血液を胎児に運ぶ働きがあります。

 

【へその緒の中の血液】

ママと赤ちゃんの血液型が異なる場合もあることから、へその緒を流れる血液はママの血液そのものではありません。

胎児の時でもママの一部ではなく、独立した存在といえるでしょう。

ママと赤ちゃんの血液が混じることなく、胎盤で赤ちゃんはしっかり守られています。

胎盤を通じて成長する赤ちゃんのためにへその緒がいかに大切か分かりますね。

【胎児の排泄物】

羊水の中で生活をしている赤ちゃん。生まれてすぐに各器官が働くように、お腹の中で排泄の練習をしています。

1日約500mlものおしっこをすると言われていて、体内に再吸収されますが、その成分や老廃物は血液で運ばれて、へその緒を通して母体に渡されます。

 

赤ちゃんのへその緒が絡まることはある?

全長約50cmもある細長いへその緒ですが、赤ちゃんに絡まってしまうのではと心配になる方もいるかもしれません。

実際にへその緒が赤ちゃんに絡まることはあるそうですが、羊水にプカプカと浮いた状態なので絡まって首が締め付けられることはほとんどないそうです。

絡まないように予防する方法は確立していないそうですが、定期的に妊婦検診を受けて超音波検査で確認することはできます。

絡まる原因は胎動が激しいことやへその緒が長いことなどが挙げられます。

絡まってしまう部位としては、首がもっとも多く、他には足首や肩に引っかかったように見えることも。

ですが、お腹にいる間はそこまで心配する必要のない場合が多く、もし胎動が少ない、感じなくなったなどいつもと違うと思ったら産院に連絡しましょう。

 

多くは1周絡まったくらいで、経膣分娩をそのまましても問題ないそうですが、中には2周以上絡まってしまっている場合もあるそうです。

また、産道を通る際に巻き付いてしまう可能性があると判断した場合に、帝王切開になることもあるようです。

 

赤ちゃんのへその緒はいつ取れる?

無事に出産を終え、赤ちゃんは外の世界に。

そうすると、へその緒の役割も終えることになります。

【へその緒はいつ取れる?】

へその緒は分娩後、すぐにカットされます。

カットすると聞くと痛そうですが、へその緒には痛みを感じる作りではないため、切っても痛いということはないようです。

切った後しばらくは出血の恐れがあるため、専用のクリップを留めて血流を止めます。

【赤ちゃんのおへそにしばらくは残る】

生後1~2日後、乾燥してもう出血の心配がないと判断されたら、クリップを外してもらいます。

へその緒は赤ちゃんのおへそにしばらくは付いたままです。個人差はありますが1週間前後で取れます。

【臍帯血バンク】

臍帯とはへその緒のことですが、出産直後にへその緒と胎盤に残っている血液のことを「臍帯血(さいたいけつ)」と言います。

この臍帯血には様々な細胞の元となる細胞がたくさん含まれています。

臍帯血は白血病などの治療に役立つため、採取され必要な方のために使ってもらう、という仕組みがあることも覚えておきたいですね。

 

まとめ

ママと赤ちゃんをつなぐ大切なへその緒。

血液や栄養を送るだけではなく、排泄物を送って胎盤が受け取るためにも必要なものということが分かりましたね。

妊娠期間を送るうえで、胎児の成長にはなくてはならないもの。

エコー写真などで見えることも。機会があれば、ぜひ確認してみたいですね。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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