夏のベビーカーの外出は暑さ対策が必要
暑い季節がやってくると、大人もぐったりしてしまうことがありますが、体温調節が未熟な赤ちゃんは、大人以上に気温の変化の影響を受けてしまいます。
特にベビーカーに乗っている時は、暑くなりやすい環境だということはご存じでしたか?
ベビーカーは地面との距離が近いため、ベビーカーを押している大人よりも地面からの照り返しによる熱が感じられてしまい、特にコンクリートを歩く時の熱はかなりのものです。
また、背もたれにより背中やおむつ内のお尻が蒸れたり、日除けのためにサンシェードを使うと空気の循環が悪くなって熱がこもってしまうことも。
ママが思っている以上に、ベビーカーの中は暑くなっているかもしれませんね。
夏のお出かけは、暑さ対策はしっかり行い、赤ちゃんの熱中症を予防しましょう。
ベビーカーの暑さ対策①日差し対策
ベビーカー内の暑さの原因となるのが空からの日差しです。
ベビーカーに使える日除けアイテムを使ったり、帽子を活用して直射日光が当たらないようにしましょう。
【日除けを活用する】
ベビーカーには赤ちゃんを暑い日差しから守ってくれる日除けが付いているので、気温が高くなる日は必ず使用しましょう。
日除けを使うと空気の循環が悪くなりがちですが、後にも出てくるベビーカー用の扇風機を併用することで解決できます。
日除けが小さいタイプのベビーカーもありますが、そんなときは後付けできる大型サンシェードもあるので活用してみてください。
【薄手のブランケットを活用する】
夏用のブランケットは、赤ちゃんを日差しからしっかり守ってくれます。
通気性の良い薄手のものや、UVカット機能が付いているもの、肌触りが冷たく感じられる冷感タイプのブランケットを選ぶのがいいでしょう。
【帽子を着用する】
赤ちゃんの月齢が上がってくると、ベビーカーに乗っていても動いてしまうことがあり、日除けだけでは日差し対策ができないこともあります。
頭は特に熱から守ってあげたい部分なので、帽子をかぶせてあげましょう。
【UVシートを活用する】
ベビーカーの裏側から座席下に装着することで、地面からの照り返しの熱をカットしてくれるUVシートがあります。
地面と近い座面の低いタイプのベビーカーを使っている方に特におすすめです。
【日陰を歩くようにする】
夏のお散歩は、なるべく日陰を選んで歩くようにしましょう。また、比較的涼しい時間帯の午前10時までか、15時以降にしてあげると、赤ちゃんもお出かけしやすいです。
ベビーカー暑さ対策②空調対策
ベビーカーにこもりがちな空調対策についてもおさえていきましょう。
【扇風機やうちわを活用する】
ベビーカーに装着できるミニ扇風機を使うことで、こもりがちなベビーカー内の空気を循環させてあげましょう。
肌に当たる風は赤ちゃんも涼しく感じられますが、顔に直接当たったり、長時間同じ場所にばかり当たらないように気を付けて使ってあげましょう。
もし、ベビーカー用の扇風機がない場合は、うちわや扇子で仰いであげるだけでも構いません。ベビーカー内にこもった空気を循環させてあげると、少し体感温度が変わりますよ。
【温度計で確認する】
特に暑い日には、持ち歩きができる温度計を使ってベビーカー内の温度を確認してください。
暑くなっている場合はお出かけを切り上げたり、建物内で休息を。
また、赤ちゃんがぐったりしていないか気を付けてみてあげましょう。
ベビーカーの暑さ対策③:冷感対策
暑い時には大人も冷たいものに触れると気持ちよく感じますよね。
しかし、赤ちゃんにとっては逆に冷たすぎて刺激になってしまうことも。
専用のアイテムを使って、赤ちゃんが丁度気持ち良いと感じられる冷感対策をしてあげましょう。
【保冷シートを取り付ける】
保冷効果のあるジェルパックを、ベビーカーで蒸れがちな背中やおしり部分に装着できるものがあります。
凍らせないので冷たすぎず、適度な冷感をキープできます。ただし、ジェルパックがぬるくなってしまった後、肌に密着している状態だと熱が発散されずこもるので注意は必要です。
場合によっては肌荒れを引き起こす原因になりますので気を付けましょう。
【水分補給と適度な休息】
体温調節が苦手な赤ちゃんは、すぐに汗をかきます。
それに、ベビーカーの振動と外の日差し、肌に当たる風などは、赤ちゃんの体力を消耗させます。
ベビーカーでのお出かけは、ママが疲れていなくてもこまめに休憩し、赤ちゃんの様子を確認しつつ、母乳やミルクをあげる回数をあげ、水分補給をしっかり行ってください。
まとめ
暑い季節でのベビーカーのお出かけは、気を付けることがたくさんあります。
対策を取るのも大変かもしれませんが、赤ちゃんを熱中症から守るためにも、夏のお出かけはしっかりと対策をし、快適に過ごしましょう。
お出かけする時間帯に気を付けたり、時折、赤ちゃんの様子をチェックすることも忘れないようにしてくださいね。