新生児には新生児用布団を用意しよう
退院するとすぐに赤ちゃんのねんねスペースが必要になります。
「赤ちゃんの布団は使う期間が短いから」
「夜中の授乳に便利だから」
という理由で、大人と一緒の布団で赤ちゃんを寝かせようと考えているママもいるかもしれません。
でもここで注意していただきたいことがあります。
大人と同じ布団で添い寝することによる事故がしばしば起きていることをご存知ですか?
大人用の掛布団は赤ちゃんには大きく重いため、顔に掛かってしまった時に自力ではねのけたりずらすことができません。
また、大人用の敷き布団や枕は柔らかいので、寝返りを打った時に赤ちゃんの顔が埋もれて窒息してしまう危険もあります。
赤ちゃんには赤ちゃん専用の布団を用意してあげましょう。
では、どのような布団を選べばよいのでしょうか。
さまざまな種類の新生児用布団があり、素材やお値段もいろいろ。迷ってしまいますね。
そこで今回は、新生児用布団の選び方のポイントやおすすめ素材などをご紹介します。参考にしてみてください。
新生児用布団選びのポイントは?
新生児用布団を選ぶとき重要視したいポイントは以下の通りです。
【新生児用布団を選ぶポイント】
①保温性、吸放湿性
汗っかきで体温調節が上手にできない赤ちゃんのために、保温性、吸湿性、放湿性に優れ、肌触りの良いものを選びましょう。
②丸洗いできる
汗やミルクの吐き戻し、おねしょなどで汚れることも多いので、自宅で丸洗いできるタイプがおすすめです。
③掛け布団は軽く
掛け布団は、赤ちゃんの負担にならない軽さのものが良いでしょう。
④敷き布団は硬め
赤ちゃんの頭や背骨をしっかり支えるために、敷き布団は適度な硬さのものを。うつぶせ寝で顔が沈み込むのも防げます。
【基本アイテムは?】
以下の基本アイテムを季節や気温に合わせて組み合わせて使います。
・掛け布団、カバー
・ケット、毛布
・枕、カバー
・敷き布団、カバー
・敷きパッド
・防水シーツ
【セット買いか単品か?】
新生児用布団はセット販売されているものが多く、単品で購入するよりもトータル価格がリーズナブル。
デザインも統一できるので、気に入ったものがあればセット買いも良いでしょう。
ただし、不要なアイテムがセットに入っていたり、逆に必要なアイテムが入っていない場合もあります。
アイテム数だけにとらわれず、セット内容を確認するようにしましょう。
反対に、こだわりのアイテムをそれぞれ揃えたい…というママには単品買いをおすすめします。
セットと同じアイテム数を揃えると割高になることが多いのですが、手持ちのものを使うなどすれば不要なアイテムまで購入する無駄がありません。
また、必要な時期に必要なアイテムを買い足すようにすれば収納スペースも少なくて済みそうですね。
新生児用敷き布団のサイズは?
新生児用布団は敷布団のサイズにより2種類あります。
布団を敷くスペースやベビーベッドのサイズに合わせて選びましょう。
〈レギュラーサイズ〉
敷布団サイズ120×70㎝。3歳前後まで使えます。
〈ミニサイズ〉
敷布団サイズ90×60㎝。1歳を過ぎると小さく感じるかも。
ミニサイズの方がリーズナブルなことが多いようです。
しかし、レギュラーサイズの方が種類や販売数が多く、また、替えカバーの選択肢も多くなります。セールになることも多いようですよ。
新生児用布団の素材は?
新生児用布団のおすすめ素材を紹介します。予算や好みに合わせて選びましょう。
【掛け布団、敷き布団】
羽毛、ポリエステル、綿などの素材が扱いやすいでしょう。オーガニックコットンも人気です。
〈羽毛〉
メリット:軽くて暖か。吸湿性、放湿性に優れている。
デメリット:価格が高め。羽毛アレルギーに注意が必要。
〈ポリエステル〉
メリット:天然素材ではないのでダニの発生が少ない。丸洗いOK。価格が安め。
デメリット:通気性は劣る。
〈綿〉
メリット:吸湿性に優れている。オーガニックコットンはお肌にもやさしく安心。
デメリット:放湿性は劣る。オーガニックコットンは洗濯できない。
〈キャメル〉
メリット:吸湿性、放湿性に大変優れており、蒸れにくく肌触りが良い。洗濯にも強い。
デメリット:価格が高い。
羽毛や綿素材でも丸洗いできるものがありますよ。
【枕、カバー類】
枕は低くて(薄くて)赤ちゃんの頭よりも大きいサイズのものを。新生児のうちは枕カバーだけで使うと良いでしょう。
お肌に直接触れるカバー類は、綿100%のガーゼやフライス、ニットキルトなど季節に合ったものを。オーガニックコットンも人気です。
洗い替えに2~3枚用意しておきましょう。
【敷きパッド】
綿素材で厚手のものが寝心地が良いですが、乾きにくくなります。
防水加工してあれば、防水シーツは不要です。
【ケット、毛布】
タオルやガーゼ素材のケット、綿毛布などが肌触りが良いですね。おくるみとしても使えます。
まとめ
新生児用布団は使う期間が短いかもしれませんが、産まれたばかりの赤ちゃんの体の発達を支える大切な役割があります。 ポイントを押さえて良い布団を用意してあげたいですね。