赤ちゃんのミルクの形状と特徴を比較!

赤ちゃんのミルクの形状と特徴を比較!

赤ちゃん用ミルクの種類には何がある?

赤ちゃんのミルクと聞いて最初にイメージがわくのが、哺乳瓶に分量を自分で測って入れる粉ミルクではないでしょうか?

赤ちゃん用のミルクには、育児用粉ミルク・ペプチドミルク(新生児アレルギー予防用粉ミルク)・フォローアップミルク(生後9ヶ月~3歳向け用ミルク)・アレルギー予防粉ミルクなどさまざまな種類があります。

今回は、その中でも育児用ミルクの形状について比較していきたいと思います。

 

基本的な赤ちゃん用のミルクの形状は3種類に分類されます。

 

・粉ミルク
・キューブタイプ
・液体ミルク

 

初めて赤ちゃん用のミルクを選ぶには、どのタイプを選べばいいか悩むかもしれません。
このコラムでは、赤ちゃん用の粉ミルク、キューブタイプ、液体ミルクそれぞれの特徴についてご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。

 

粉ミルクの特徴

缶の粉ミルクは1番ポピュラーではないでしょうか。初めて病院でミルクの作り方を教わるときにも使うタイプです。
粉ミルクは製品の種類も豊富で、容器も缶・プラスチックケース・スティックタイプなどがあり、選択の幅が広くなっています。

 

【メリット】
新生児期の少ない量の時やミルクの分量の調節がしやすく、値段的にもコスパがいいです。
お湯に溶けやすいので、素早くミルクを作ってあげることができます。毎日家で使うなら大容量の缶タイプがおすすめです。

 

【デメリット】
持ち運びにはあまり適しません。分量を量り、小分けのケースに移し替える手間がかかるのでちょっと面倒です。
また、開封後1ヶ月以内に使い切らなければいけない点も注意が必要。一度開封したら、長く保存はできません。

 

自分で専用のスプーンですりきりし、分量を量るのが特徴なので、作る量を調整しやすい反面、疲れているときや夜中の眠い時の調乳は、今何杯目だっけ?と分からなくなってしまう心配もあります。

 

また、空き缶を捨てるのも少し手間なので、粉ミルクを頻繁に使わない家庭には向かないかもしれません。
ゴミが出るのは大変という家庭には詰め替えタイプのプラスチックケースもありますが値段はちょっと高めです。

 

粉ミルクに小分けされた便利なスティックタイプもあります。
スティックタイプでは、母乳が少し足りなかったかな?と感じる時に少しの量を作ることができます。
ひとつずつ小分けされているので、災害時の緊急用に保管することもできます。
ただ、一方でコスパが悪かったり、ゴミが多かったりというデメリットも。
ママの体調が悪く、母乳があげられないときや、パパにお願いする時など、たまにしかミルクを使わない家庭におすすめです。

 

キューブタイプの特徴

粉ミルクをキューブ状にしたタイプです。
価格は缶のミルクより割高で、毎日ミルクを作る家庭には値段が高くなってしまうので、缶とキューブタイプを使い分けることをおすすめします。

 

【メリット】
キューブタイプは分量があらかじめ分かりやすく、粉の飛び散りもないのでお出かけの時に便利です。
粉ミルクで鞄の中が大変なことになってしまうなんてことを防げます。
赤ちゃんとの外出は何かと大荷物になってしまうため、コンパクトに持ち歩けるキューブタイプなら、荷物が最小限に少なくてすみます。

 

【デメリット】
デメリットとしてはコスパが悪いことです。ごみも多くなるので、普段使いには向いていないかもしれませんね。
1キューブが40mlの単位なので、缶の粉ミルクほどには量を自由に調整できない点も気を付けたいですね。

 

液体ミルクの特徴

欧米では一般的でしたが、日本でも2019年春に発売となりました。紙パックや缶を開封して消毒済の哺乳瓶に入れれば飲ませることができるタイプです。

 

【メリット】
お湯で溶かしたり温度調整をする必要がないので赤ちゃんにすぐ飲ませることができるメリットがあります。特に新生児期の夜中の授乳には強い味方になってくれます。
お出かけの予備として、水やお湯がないときや、災害時のストックに役立ちます。

 

【デメリット】
デメリットとしては、一度開封してしまうと保存はできないことです。
量の調節ができないので、飲み残しや、量が足りないなんてこともあるかもしれません。
また、赤ちゃんによっては温かいミルクが好きな子もいるので、常温では飲んでくれない場合もあります。

 

価格は少し高めなので、用途に合わせて補助的に使うことをおすすめします。
災害時やいざというときのために準備しておくことは大切だと思います。

 

まとめ

ミルクを選ぶポイントとしてそれぞれの形状の特徴をを比較してみました。
毎日赤ちゃんにミルクをあげる家庭なら、普段使いには、大缶の粉ミルクが1番コスパが良いようです。

 

家では粉ミルク、お出かけにはキューブタイプやスティックタイプ、夜間や災害時のストックには液体ミルクなど、使う状況によって、ミルクの形状を上手に使い分けることをおすすめします。
ミルクや母乳は赤ちゃんの成長に欠かせません。赤ちゃんとママが快適に過ごすために、ご家庭の環境にあったミルクを探して使い分けてみてください。

この記事を書いたライター

西村 みどり
西村 みどり

信州在住。 3歳の娘と猫2匹と暮らしています。 フルタイムで働きながら、空いた時間でライターを勉強中。 休みの日に娘と公園に行ったりするのが楽しみです。

この記事もおすすめ

int(36)

出産が近づいてきたら

出産予定日とは 妊娠して約10ヶ月、分娩予定日が近づいてくるとお母さん(妊婦)...

赤ちゃんの名前で使えない漢字は?

赤ちゃんの名前に使えない漢字が知りたい これから生まれてくる赤ちゃんのために、...

リビングで赤ちゃん布団を置く場所は?

リビングで赤ちゃん布団を置く場所は?

赤ちゃん布団の置き場所を選ぶポイント 月齢の小さな赤ちゃんは1日のうち長い時間...

新生児用布団を選ぶときのポイント

新生児用布団を選ぶときのポイント

新生児には新生児用布団を用意しよう 退院するとすぐに赤ちゃんのねんねスペースが...

産休はいつからとれる?

産休とは 産休とは「産前産後休業」の略称です。 「産休」と聞くと、育児休業(...

地域で違う?乳幼児医療助成制度

地域で違う?乳幼児の医療助成制度

乳幼児の医療助成制度とは? 季節の変わり目や感染症が流行する時期には、子どもの...

働くママは幼稚園か保育園かどっちがいい?

預けるなら幼稚園か保育園どっち? 今までバリバリ働いていた方も、出産を機に働き...

出産の準備

出産の準備 出産に向けて、分娩時、入院時、産後に必要なものを準備します。初めて...

外国でも通用する赤ちゃんの名前は?

外国でも通用する赤ちゃんの名前はなに? 近年は、国際的な社会になり海外で活躍す...

人気の名前ランキング(最新版)

人気の読み方ベスト10 可愛いわが子にどんな素敵な名前をつけようかと考えること...

【出産準備】里帰り出産で準備するもの

【出産準備】里帰り出産の準備は大変 初めての出産は未知の世界で、不安がいっぱい...

レンタカーでもチャイルドシートは必要?

レンタカーでもチャイルドシートは必要?

レンタカーでもチャイルドシートは必要 行楽の季節や帰省の時期など、必要に応じて...

夏生まれの赤ちゃんの名前におすすめの漢字

「夏生まれ」の赤ちゃんの名前 パパやママの思いが詰まった赤ちゃんの名づけ。 出...

子育てタクシーってどんなサービス?

子育てタクシーってどんなサービス?

子育てタクシーはどんなサービス? 子どもやパパママ、妊婦さんのための「子育てタ...

これで安心!安産のお守りの扱い方

安産のお守りの扱い方は? 妊娠中に安産のお守りを購入する人も多いのではないでし...

赤ちゃんの服を準備するのはいつから?

赤ちゃんの服を準備するのはいつから? 赤ちゃんの誕生を待ちわびているママとパパ...

おしゃれな赤ちゃんの名前~男の子編~

男の子の赤ちゃんの名前の傾向 男の子への名前のつけ方に悩んでいる方はいませんか...

赤ちゃんベッドを部屋に置く必要性は?

赤ちゃんベッドを部屋に置く必要性は?

赤ちゃんを迎える部屋にベッドを準備! 「赤ちゃんが家にやってくる!」 これか...

妊娠したら仕事場への報告はいつする?

妊娠したら仕事のことについて考えよう 待望の妊娠ですが、仕事をしている方であれ...

赤ちゃんの粉ミルク人気5選

赤ちゃんの粉ミルク人気5選

赤ちゃんの粉ミルクの種類 赤ちゃん用の粉ミルクにはさまざまな種類があるため、ど...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php